第4回吉村家住宅セミナー [お知らせ]
吉村家住宅のことを様々な角度から学ぶ「吉村家住宅セミナー」。
このたび、第4回目を開催することになりました。
今回の講師は、さまざまな古建築の年代について、放射性炭素年代測定法により調査・研究を続けておられる中尾七重先生です。
吉村家住宅の建築年代については、明確な年代を記した史料や棟札はありませんが、
大坂夏の陣(1615年)の後まもなくの頃、と言うのが通説です。
中尾先生からどのような見解を披露していただけるのか、楽しみです。
多数のご参加をお待ちしております。
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【第4回吉村家住宅セミナー】
テーマ:重要文化財吉村家住宅の建築年代―放射性炭素年代調査報告―
講 師:中尾七重氏(武蔵大学総合研究所)
日 時:6月12日(日) 13時半~15時半
場 所:ふれあいの里島泉集会所(吉村家住宅の北すぐ)
参加費:500円(吉村家住宅保存会会員は250円) ※資料代含む
お申込は下記まで
メールの方:k.hosomi.11373@onyx.ocn.ne.jp
はがきの方:〒583-0876大阪府羽曳野市伊賀5-6-38
羽曳野市立緑と市民の協働ふれあいプラザ内 吉村家住宅セミナー 係
てくてく羽曳野 [お知らせ]
先日発行された「てくてく羽曳野」というガイドブックに、吉村家住宅を取り上げていただきました。
この「てくてく羽曳野」、A4の冊子とA5サイズに折りたたまれた携帯版の2種類あり、
A4サイズの方に、長尾街道や明教寺さんの紹介とともに、2ページにわたって大きく写真が掲載されています。
羽曳野市役所や、市内の各施設にて入手できるそうです(詳しくは羽曳野市観光協会まで)。
古墳、寺社、グルメなどなど、盛りだくさんな内容ですので、このガイドマップを持ってお出かけしてみるのも楽しそうです。
ぜひ、チェックしてくださいね!
土塀が・・・ [その他]
吉村家住宅の土塀の一部に変化があったのをごご存知ですか?
先日の春の公開時も工事中でしたので、すでにご覧になった方もいらっしゃると思います。
長屋門の前に立って、向かって右側(東)にのびる土塀に、近年、ひび割れや崩落の目立つ箇所が増えていたため、補修することになったのです。
協議の末、土塀を鉄板で覆い、保護することになりました。
以前はこんな感じでした。 補修後。板塀のような雰囲気ですね。
この部分は重要文化財指定を受けているわけではありませんが、
吉村家住宅の一部であることには違いありません。
補修前は靴底の痕跡もあったとか。くれぐれも蹴ったり、物を投げたりしないでください。
道路幅も狭いですが、くれぐれもご注意の上、通行していただきたいと思います。
春の公開をおこないました(その2) [活動報告]
春公開2日目の4月3日(日)は、ふじいでら素人噺の会「我楽多亭」の出前寄席を開催しました。
落語家 笑福亭松五さんを師匠に修業を積んだ藤井寺落語教室の修了生が昨年旗揚げし、
すでに各所のイベントなどに引っ張りだこの「我楽多亭」。
その中から、4人が登場。
酒の粕(うっかり亭・坊さん)
厩火事(嵐亭好代さん)
たけのこ(みささぎ亭無茶さん)
住吉籠(極楽亭五目)
を、各々演じました。
「初めての古民家での寄席で良い体験ができました」とみなさん。
お客さんも吉村家住宅に初めて来られた方がほとんどで、
寄席のあと、熱心に家屋を見学されていました。
出番を終えて・・・4人揃って、桜の下で記念撮影。
我楽多亭のみなさん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
春の公開をおこないました(その1) [活動報告]
4月2日(土)、3日(日)の2日間、恒例の春の公開をおこないました。
敷地内の桜もちょうど満開の見頃を迎えていて、
見学者の方には、古民家と桜の美しい風景を楽しんでいただけたかと思います。
各日とも公開にあわせてイベントを開催しましたので、その様子を2回に分けて報告したいと思います。
まず1日目は、和菓子工房あん庵の店主 松田明さんによる講演「あん庵のお菓子な話」 。
和菓子屋さんへお菓子を買いに行くことはあっても、職人さんのお話を伺う機会など、滅多にないですよね。
松田さん自身が和菓子の世界に入って知ったこともいろいろご披露いただきました。
たとえば、お供えなどに用いるお饅頭(いわゆる葬式饅頭)は、
関西では黄と白の組合せですが、関東では緑と白の組合せだそうです。
端午の節句に欠かせない柏餅については、
当然、全国どこでもカシワの葉っぱを使うと思っていたのが、
広島訪問時に地元では「サルトリイバラ」という種類の葉っぱを使っていると知り、松田さんも驚かれたそうです。
同じ和菓子でも地域色があるのですね。
他にも、和菓子作りにまつわる専門用語や特徴的な技法などについて、
練りきりの実演を交えながら、楽しくお話ししてくださいました。
実演いただいたお菓子。飾っておきたいくらい美しいです。
お話の後は、参加者のみなさんに、あん庵特製桜餅とお茶を召し上がっていただきましたよ(写真撮り忘れましたが・・・)。
最後は、桜の下で、松田さんと当主の記念撮影。
松田さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
(その2へつづく・・・)
清掃作業 [活動報告]
来月2日、3日の春公開に向けて、敷地内の草取り作業をおこないました。
作業前の様子。
草原のようですね・・・
砂利の間から草がけっこう伸びていました。
良いお天気で気持ちは爽やかなのですが、ずっとしゃがんでいると、さすがに膝や腰が痛くなってきます。
ついには地べたに座り込んでしまう人も。
それでも3時間ほど作業し続けて、こんなに綺麗になりましたよ!
春の公開に来られた方に、綺麗な状態でご覧いただけそうです。
さて、敷地内の桜ですが、いくつかポツポツと咲いている花を見つけました。
ちょうど公開日あたりに見頃を迎えるのではないでしょうか。
古民家の見学とあわせて、桜もお楽しみください。
是非遊びに来てくださいね。
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【吉村家住宅 春の公開】
日時:4月2日(土)、3日(日) 両日とも10:00~12:00、13:00~16:00
見学料:500円 ※吉村家住宅保存会会員は250円
見学のお申し込みは下記まで
メールの方→k.hosomi.11373@onyx.ocn.ne.jp
はがきの方→〒583-0876大阪府羽曳野市伊賀5-6-38
羽曳野市立緑と市民の協働ふれあいプラザ内 吉村家住宅春の公開 係
春の公開のお知らせ [お知らせ]
暖かく感じられる日が徐々に増え、本格的な春到来も間もなく・・・と言ったところですね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、恒例の吉村家住宅春の公開を4月2日(土)、3日(日)におこないます。
2日(土)には、和菓子工房あん庵店主の松田明さんのお話と和菓子作りの実演、
3日(日)には、ふじいでら素人噺の会「我楽多亭」の出前寄席も同時開催!
両日とも座席には限りがありますので、お早めにお申し込みくださいませ。
多数のご参加、お待ちしております!
桜の開花予想は平年より早いとのことですが、
吉村邸の桜が公開日の頃にちょうど見頃になっていればいいなぁ・・・と願うばかりです。
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【吉村家住宅 春の公開】
日時:4月2日(土)・3日(日) 両日とも10時~12時、13時~16時
見学料:500円 ※吉村家住宅保存会会員は250円
見学のお申し込みは下記まで
メールの方→k.hosomi.11373@onyx.ocn.ne.jp
はがきの方→〒583-0876大阪府羽曳野市伊賀5-6-38
羽曳野市立緑と市民の協働ふれあいプラザ内 吉村家住宅春の公開 係
第3回吉村家住宅セミナーを開催しました [活動報告]
2月21日(日)、第3回吉村家住宅セミナーを開催しました。
今回は、堺市文化財課の小林初恵先生をお招きし、
「重要文化財山口家住宅の保存活用について」というテーマでお話しいただきました。
山口家住宅は、平成19年に堺市に譲渡され、現在は「堺市立町家歴史館」として公開されています。
個人が所有する吉村家住宅とはさまざまな面で状況は異なり、
保存、活用のあり方は同じように進められない部分もありますが、
地元ボランティアさんや伝統産業事業主さんとの協力などは、当保存会としてもぜひ参考にしたい点です。
また、建物の保存活用は所有者だけ、行政だけでは成立しない、近隣や周囲の方々の協力があってこそ成り立つものである、
という小林先生の言葉には、まったくその通りだと思いました。
集会所での講義の後は、いつものように吉村家住宅へ移動して質疑応答の時間を設けました。
ここでも古民家の保護、活用についていくつか意見が交わされましたが、
「どのように次の世代へ繋げていくのか」が常に考慮されるべきで、
そのためにも、いろいろな人びとが関われる仕組み作り、新しい仲間作りが大切なのではないか、
という小林先生のお話に、大きく頷きました。
(小林先生を囲んで当主と保存会顧問のお二人)