春の公開をおこないました(その1) [活動報告]
4月2日(土)、3日(日)の2日間、恒例の春の公開をおこないました。
敷地内の桜もちょうど満開の見頃を迎えていて、
見学者の方には、古民家と桜の美しい風景を楽しんでいただけたかと思います。
各日とも公開にあわせてイベントを開催しましたので、その様子を2回に分けて報告したいと思います。
まず1日目は、和菓子工房あん庵の店主 松田明さんによる講演「あん庵のお菓子な話」 。
和菓子屋さんへお菓子を買いに行くことはあっても、職人さんのお話を伺う機会など、滅多にないですよね。
松田さん自身が和菓子の世界に入って知ったこともいろいろご披露いただきました。
たとえば、お供えなどに用いるお饅頭(いわゆる葬式饅頭)は、
関西では黄と白の組合せですが、関東では緑と白の組合せだそうです。
端午の節句に欠かせない柏餅については、
当然、全国どこでもカシワの葉っぱを使うと思っていたのが、
広島訪問時に地元では「サルトリイバラ」という種類の葉っぱを使っていると知り、松田さんも驚かれたそうです。
同じ和菓子でも地域色があるのですね。
他にも、和菓子作りにまつわる専門用語や特徴的な技法などについて、
練りきりの実演を交えながら、楽しくお話ししてくださいました。
実演いただいたお菓子。飾っておきたいくらい美しいです。
お話の後は、参加者のみなさんに、あん庵特製桜餅とお茶を召し上がっていただきましたよ(写真撮り忘れましたが・・・)。
最後は、桜の下で、松田さんと当主の記念撮影。
松田さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
(その2へつづく・・・)
2016-04-07 21:38