第1回 吉村家住宅セミナー [活動報告]
「吉村家住宅についていろんな角度から学び、深く知るための機会を作りたい」
ということで、当保存会ではセミナーを企画しました。
去る8月30日(日)、その第1回目を開催。
大阪芸術大学の山形政昭先生に「吉村家住宅の見どころ」というテーマで
吉村家住宅の概要や特徴的なデザインについて話していただきました。
途中で、ご当主が解説に加わる場面も。
奥座敷では、畳に座り込んで山形先生の話をお聞きしました。
今回は、エコプラザはにふ(羽曳野市立緑と市民の協働ふれあいプラザ)にて講義の後、
吉村家住宅へ戻って現地見学と質疑応答、という形式でおこないました。
会場の移動に少々時間を取ってしまいましたが、参加者の方々のご協力もあり、
無事に第1回が終了できて保存会スタッフ一同、安堵しています。
今回の反省、改善点は、今後のセミナーに生かして行きたいと思います。
第2回は11月15日(日)、大阪芸術大学名誉教授の田中敏雄先生をお招きし、
吉村家住宅の襖絵や絵画資料などについて解説していただく予定です。
関心のある方はぜひご参加ください!
学生さんたちと古文書整理! [活動報告]
8月9日(日)は、月に一度の古文書整理の日でしたが、
今回はいつもと違い、大阪大谷大学歴史文化学科の古文書研修の一環でもありました。
研修には十数名の学生が参加。
古文書を中性紙の古文書箱への入れ替えや、文書番号を記入するラベルの作成、古文書へのラベルの貼付などの作業を行なっていただきました。
作業後には、みんないっしょに冷えたスイカをいただきましたよ。
この日も大阪は猛暑日で首にタオルをかけながらの作業でしたが、
休憩時には主屋内を興味深く見学したり、学生の皆さんにとって良い思い出になったことでしょう。
夏の公開が終わりました(その2) [活動報告]
前回に続き、公開2日目(7/12)の様子をご紹介します。
この日は午後から、羽曳野市を中心に活動されている、
ウインズゴスペルクワイアによる、ゴスペルミニコンサートを開催。
映画『天使にラブ・ソングを』で有名な「Oh Happy Day」や、
皆で一緒に歌ったり、体を動かしたりできる歌を選曲してくださり、
会場はとても盛り上がりました。
楽しい歌の合間には、しっとりと力強く、
命の大切さや、生きていることの素晴らしさを訴えかける歌もあり、
胸に迫るものがありました。
「いのちのうた」では、メンバーの1人が手話付きで歌を披露してくださいましたよ。
すべての歌に【感謝】が溢れていました。
アンコールでは、ゴスペルの歌ではありませんが、
みんなで一緒に歌える歌ということで「ふるさと」を全員で大合唱。
古民家には「ふるさと」の曲が本当によく似合います。
ウインズゴスペルクワイアのみなさん、ありがとうございました。
コンサートを楽しんだ後は、時間の許す限り建物の見学。
屋内は比較的風が通って、それほど暑くなかったのは幸いでした。
2日間の公開を無事に終えることができ、幹事一同、安堵しています。
次回は、秋の公開でお会いしましょう。
夏の公開が終わりました(その1) [活動報告]
7月11日、12日、吉村家住宅としては初の夏の公開をおこないました。
両日とも30℃を超える暑さの中、たくさんの方に見学していただき、
またイベントにも参加していただきました。
11日は朗読劇「ヤマトタケル~白鳥になった皇子~」が、
羽曳野・藤井寺両市民有志によって披露されました。
作者は藤井寺市在住のエッセイスト川上恵さん。
ヤマトタケルが父の命により各地を平定しながら、
最期は能褒野で没し、白鳥となって空へと羽ばたいて行くまでの物語を、
出演者の皆さんが役になりきって熱演。
メンバーの皆さん、ありがとうございました。
ところで、1日目の公開終了後、土間でちょっとした座談会をおこないました。
この日は、重文民家の活用のあり方を調査研究されている大阪教育大学の碓田智子先生や研究会の方々、
吉村家住宅と同じく重文民家の八幡市・伊佐家当主、舞鶴市・行永家当主がおいでになり、
当保存会のメンバーと意見交換しました。
碓田先生は、以前から当保存会の活動に関心を持っておられたそうで、
私たちも身が引き締まる思いです。
また、伊佐家当主、行永家当主から、重文民家を所有する立場としての悩みや現状などを
直接お聞きすることができたのは、当保存会としても貴重な経験でした。
(その2に続く)
保存会だより第2号発行! [活動報告]
年2回(6月・12月)発行の「吉村家住宅保存会だより」
このたび第2号を発行いたしました。
昨日、保存会幹事有志数名で発送作業をおこない、
郵送の手続きも済ませましたので、
数日中には会員の皆様のお手元に届くと思います。
着々と・・・古文書整理 [活動報告]
6月21日は、月1回の古文書整理の日でした。
参加者それぞれのペースで、目録作成に関わる作業を進めています。
今回は、大阪大谷大学の学生さんが2人参加してくださいました。
この日は曇りで、それほど暑くはなかったのですが、
来月、再来月は本格的な夏のまっただ中。
果たして暑さに耐えられるでしょうか?(ちょっと不安・・・)
5月も半ばを過ぎて。 [活動報告]
ゴールデンウィークもあっという間に過ぎて、5月も後半に入りましたね。
5月15日は、月1回の古文書整理の日でした。
作業に夢中で(?)写真を撮り忘れましたが、着々と進んでいます。
作業の合間に、主屋の北にある庭園を覗いてみると、
泉水の部分に黄菖蒲が咲いていました。
雑草に紛れてはいますが、鮮やかな黄色がまぶしいですね。
ちなみに黄菖蒲の花言葉には「幸せをつかむ」「私は燃えている」などがあるそうですよ。
春の公開が終わりました [活動報告]
4月11日、12日の2日間、吉村家住宅の春の公開をおこないました。
敷地内の桜は半分くらい散っていましたが、
足元に目をやると、散った花びらが彩る世界がありました。
公開に合わせて、12日には箏&フルートのコンサートをおこないました。
使用された箏は「十七絃」という、通常の箏に比べて弦が4本多く、かつ太いものだそうです。
かなり大きくて、長さは2メートルを超えるとのこと!
そんな十七絃の重厚な音色に、優しいフルートの音色が寄り添うような素敵なコラボレーションでした。
たくさんの方にご参加いただき、嬉しい限りです。
また、吉村家住宅の長屋門、室内、縁側などを利用して、
東川和正さんの陶芸展も同時開催しました。
陶芸作品が、建物のあちこちにさりげなく置かれていて、
普段とは異なる雰囲気でした。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
次回の公開は夏、7月です。またお目にかかりましょう。
頑張ってます、古文書整理 [活動報告]
3月20日、古文書整理をおこないました。
昨年11月から月1回のペースで進めている作業ですが、
ようやくラベル貼りを終えました!
段ボールの「スミ(済み)」の文字に達成感を味わうのも束の間・・・
作業は次の段階へと進みます。
次回からは、目録作成がおもな作業となっていきます。
これまでとは違って、文書の内容をある程度把握できないと進まない作業になるので、
文書を読めるメンバーにはますますの活躍を期待しています!
最後に・・・先行して目録作成作業を進める山中先生を隠し撮り。
はびきの市民活動フェスタ2015 [活動報告]
3月8日、エコプラザはにふ(羽曳野市立緑と市民の協働ふれあいプラザ)にて
「はびきの市民活動フェスタ2015」が開催されました。
市内で活動する様々な分野の団体・グループが集い、
模擬店、パネル展、各種イベント等を通して、活動内容を知り、交流をはかる催しです。
約500名が参加されたそうです。
吉村家住宅保存会も、ポスターの掲示とパンフレットの配布という形で参加してきました。
吉村家住宅および保存会について、
少しでも存在を知っていただくことができたのなら良いのですが・・・。