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第5回吉村家住宅セミナー終了 [活動報告]

12月4日(日)、第5回吉村家住宅セミナーを開催しました。

今回は、京都府立大学大学院の大場修先生をお迎えして、

「日本の民家研究と吉村家住宅」というテーマでお話をうかがいました。

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吉村家住宅は、戦後まもなく解体修理がおこなわれましたが、

これをきっかけに、それまで寺社建築の研究が主流だったのが、

民家研究が画期的な発展を遂げることになったそうです。 

そして、多くの古民家の文化財指定も増えていったということでした。

また、 民家では初となった吉村家住宅の解体修理に際しては、

「現生活の便利さを犠牲にしても、建築当初の姿に復元する」という方針で復元され、

それが後の日本の民家の復元修理における大方針となったそうです。 

吉村家住宅は民家研究史において、さらには民家の復元修理の歴史において、

とても重要な位置を占めているわけですね。 

貴重なお話をうかがうことができ、たいへん有意義なセミナーになりました。

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今年度のセミナーは終了ですが、来年度も続けていく予定です。

詳細が決まり次第お知らせいたしますので、お楽しみに!