てくてく羽曳野 [お知らせ]
先日発行された「てくてく羽曳野」というガイドブックに、吉村家住宅を取り上げていただきました。
この「てくてく羽曳野」、A4の冊子とA5サイズに折りたたまれた携帯版の2種類あり、
A4サイズの方に、長尾街道や明教寺さんの紹介とともに、2ページにわたって大きく写真が掲載されています。
羽曳野市役所や、市内の各施設にて入手できるそうです(詳しくは羽曳野市観光協会まで)。
古墳、寺社、グルメなどなど、盛りだくさんな内容ですので、このガイドマップを持ってお出かけしてみるのも楽しそうです。
ぜひ、チェックしてくださいね!
土塀が・・・ [その他]
吉村家住宅の土塀の一部に変化があったのをごご存知ですか?
先日の春の公開時も工事中でしたので、すでにご覧になった方もいらっしゃると思います。
長屋門の前に立って、向かって右側(東)にのびる土塀に、近年、ひび割れや崩落の目立つ箇所が増えていたため、補修することになったのです。
協議の末、土塀を鉄板で覆い、保護することになりました。
以前はこんな感じでした。 補修後。板塀のような雰囲気ですね。
この部分は重要文化財指定を受けているわけではありませんが、
吉村家住宅の一部であることには違いありません。
補修前は靴底の痕跡もあったとか。くれぐれも蹴ったり、物を投げたりしないでください。
道路幅も狭いですが、くれぐれもご注意の上、通行していただきたいと思います。
春の公開をおこないました(その2) [活動報告]
春公開2日目の4月3日(日)は、ふじいでら素人噺の会「我楽多亭」の出前寄席を開催しました。
落語家 笑福亭松五さんを師匠に修業を積んだ藤井寺落語教室の修了生が昨年旗揚げし、
すでに各所のイベントなどに引っ張りだこの「我楽多亭」。
その中から、4人が登場。
酒の粕(うっかり亭・坊さん)
厩火事(嵐亭好代さん)
たけのこ(みささぎ亭無茶さん)
住吉籠(極楽亭五目)
を、各々演じました。
「初めての古民家での寄席で良い体験ができました」とみなさん。
お客さんも吉村家住宅に初めて来られた方がほとんどで、
寄席のあと、熱心に家屋を見学されていました。
出番を終えて・・・4人揃って、桜の下で記念撮影。
我楽多亭のみなさん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
春の公開をおこないました(その1) [活動報告]
4月2日(土)、3日(日)の2日間、恒例の春の公開をおこないました。
敷地内の桜もちょうど満開の見頃を迎えていて、
見学者の方には、古民家と桜の美しい風景を楽しんでいただけたかと思います。
各日とも公開にあわせてイベントを開催しましたので、その様子を2回に分けて報告したいと思います。
まず1日目は、和菓子工房あん庵の店主 松田明さんによる講演「あん庵のお菓子な話」 。
和菓子屋さんへお菓子を買いに行くことはあっても、職人さんのお話を伺う機会など、滅多にないですよね。
松田さん自身が和菓子の世界に入って知ったこともいろいろご披露いただきました。
たとえば、お供えなどに用いるお饅頭(いわゆる葬式饅頭)は、
関西では黄と白の組合せですが、関東では緑と白の組合せだそうです。
端午の節句に欠かせない柏餅については、
当然、全国どこでもカシワの葉っぱを使うと思っていたのが、
広島訪問時に地元では「サルトリイバラ」という種類の葉っぱを使っていると知り、松田さんも驚かれたそうです。
同じ和菓子でも地域色があるのですね。
他にも、和菓子作りにまつわる専門用語や特徴的な技法などについて、
練りきりの実演を交えながら、楽しくお話ししてくださいました。
実演いただいたお菓子。飾っておきたいくらい美しいです。
お話の後は、参加者のみなさんに、あん庵特製桜餅とお茶を召し上がっていただきましたよ(写真撮り忘れましたが・・・)。
最後は、桜の下で、松田さんと当主の記念撮影。
松田さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
(その2へつづく・・・)